お金とモチベーション。 [読書]
お金とモチベーションについて
今回は人のモチベーションを高めるためにボーナスを与えるとそれが逆効果になることがあるということを述べたいと思います。
まず、私たちの住んでいる世界を2つの異なった世界に分けて考えたいのですが、人との社会的関係思いやりを重視する世界『社会的な世界』と、もうひとつは金銭でモノゴトをとらえようとする世界『金銭的な世界』に分けて考えたいと思います。
なぜなら、人々によりよい行動をとってもらいたいときは、この2つの世界が異なるものだと知っておく必要があるからです。
例えば、あなたの相談にものすごく親切に乗ってくれた人がいたとして、今日1日過ごした時間がとても楽しいいい一日だと感じたときに、その親切にしてくれた人が、『帰りに車で家まで送ってくれないか?』とお願いされるのと、『私が君にタクシーと同じ料金を払うから隣の街まで送ってくれないか?』
と、お願いされたとしたらあなたはどう思いますか?
後者の答えとして、『素晴らしい!あなたの頼まれたことは聞いてあげれるし、さらにタクシー代まで稼げますから得ですよね♪』
とは言わないですよね?笑
この例えで面白いところは、前者の何ももらえなくても喜んで助けてあげたいという気持ちに加えて、後者はそこにお金の要素が入っているということ!
お金の要素が入ってしまうことによって助けたい、聞いてあげたい、という気持ちが分散され薄れてしまうことにあります!
もちろん大金を払って人にお願いをすることはいいことだと思いますし、そうやってビジネスは成立しています。
しかし、気を付けないといけないことは金額の大小、そしてそのお金が逆に人のモチベーションを下げたりしてしまうということです!
そうなってしまうのも社会的なモチベーションと金銭的なモチベーションは共存できないからです!
えっ?でもそれって?なんで?
と思いますが、そんな疑問も私たちはの日々、暮らしている世界は金融資本主義の中で暮らしているからです。
このシステムに、そもそも無理があるのではないか?と私は思うのですが社会のルールとして決まったことだから、仕方なくそれに乗っかって生きているというだけなのですが、みなさんはどう思われますか?
確かにお金の要素があることで、何かの行動をしようと思うときもありますが、しかし、それがはじめに社会的なモチベーションで動いていたのに、そのあとからお金の要素が加わった場合、はじめのモチベーションは消えてしまうということを知っておいて欲しいということです。
知らず知らずのうちに行っていた行動に引っかかる伏しがあるとしたら、もう一度このことを思い出して行動してみてはいかがでしょうか?
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2014-06-24 12:31
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